ラグビーワールドカップ観戦記

〜我々はいかにして2大会連続世界のテレビに登場したか〜

 written by 広沢友也 先生


その3〜

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そしていよいよ夜日本対スコットランド戦。日本から用意していったペインティングとヘアスプレーでメイクはバッチリ。5人の顔に一人ずつJAPANの文字。そして横断幕。1つには石井が「GO!JAPAN」そして名大医学部ラグビー部W杯ツアーの代名詞となった「がんばれ前田さん2003」と、前回99年大会を踏襲する形で描きました。そしてもう1つには半田病院をこよなく愛する二村が「レッツゴー半田」と書き、世界に向けて広沢&二村の勤務先をアピール。




 6人乗れる大型タクシーを呼んで待っていると既にスコットランド人が5人乗ってるタクシーが通りかかり「一緒に乗ってけ」とゆうので呉越同舟。車内で君が代対スコットランドの国歌合戦。もう1曲歌えとゆうので六甲おろしを唄いました。ちなみにタクシーの無線で「日本人6人が予約したんだけどいない」って言ってて僕らがあいのりしたタクシーの運転手が「そいつらもうここに乗ってるよ!」と言ってくれてました。



 会場はバグパイプとスカートのスコットランド軍団、赤と白に塗った日本人、地元豪州人もたくさん見に来ていて熱気にあふれていました。意外とメイクしてたり横断幕持ってたりする日本人も多くライバルの存在にちょっと不安になる。早稲田の清宮監督や現役部員たちもいて、数人はメイクしてました。でも僕らのメイクの方が圧倒的に派手なので早稲田もビックリって感じでこちらを見てましたが…。



 いよいよだという高揚感とともにスタジアムの中へ。僕らはゴール裏の席でした。ビールを呑みつつカメラマンの位置をチェック。グランドの四隅にいるな。横断幕を早速掲げてここに顔にJAPANと書いてあるおいしい被写体がいますよーとアピール。そして夜8時キックオフ。意外にもスコットランドは強くなく日本はラグビー母国相手に大金星を挙げるチャンスでした。しかし何が何でも勝つとゆう気迫が足りず敗北。相手が油断して調子もよくないこんな大チャンスに勝てなければ一生勝てない。日本のふがいない戦いぶりに憤慨しつつ観戦していました。そして予想外に早く世界のテレビに登場。まずは国歌斉唱の時。しかしスクリーンに映ったのは「がんばれ前田さん2003」を持ったJ伊藤さん、A牛田、P石井と亀倉先生とその隣にいた旭日旗を持った人たちで、僕と二村はカット。なんでやねん!てゆうかJAPじゃダメだろ!とりあえずは名大医学部ラグビー部が2大会連続映ったから一安心だけど、僕と二村には個人記録としての2大会連続出演がかかっています。このままでは終われない!そしてついにその時が来ました。ハーフタイムが終わり選手がグランドに帰って来たときスクリーンには目立つ観客が映っていきます。そして僕らの近くのカメラマンが僕らの方にカメラを向け、ランプが赤く光りました。今度こそきちんとスクリーンに映されるJAPANの顔文字と「レッツゴー半田」「がんばれ前田さん2003」。日本で宴会をしつつ観戦していたラグビー部現役部員はすぐわかったそうです。しかし宴会が激しすぎてこのシーンまでたどりつけず酔いつぶれてしまった者が続出したそうですが。派手な僕らは日本人のファンや外国人のファンにも一緒に写真を撮ってくれと頼まれ会場の人気者でした。





 帰りにタクシーを待っていたら清宮監督が通りかかり記念撮影。「今日の試合どうでしたか?」「イライラしたねえ」「そうですよね!じゃあ次の監督は清宮さんですよね!」「(ニヤリ)」。




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