ラグビーワールドカップ観戦記
〜ラグビーワールドカップで出会った人達〜


written by 牛田宏昭 先生



 去る10月10〜13日の3連休、第5回ラグビーワールドカップでの日本代表を応援するためにオーストラリアまで行ってきました。大学時代のラグビー部の同級生2人と先輩3人の計6人の小旅行。我ら日本の相手はスコットランドです。自身の初の海外旅行ということと、日本勝利の期待に胸を膨らませての出発となりました。



 名古屋空港からオーストラリアのケアンズ空港まで渡り、その後国内線の小さなプロペラ機でタウンズビルという試合の行われる小さな街まで移動しました。プロペラ機はかなり小さく大丈夫かな?と思いましたが、幸運にもその飛行機にはラグビー日本代表の強化部門の関係者が何人か同乗しており、隣りの席になった強化委員の方と目的地に着くまでラグビー談義に花を咲かせました。



 タウンズビルはそれほど大きな街ではないのですが、街全体がワールドカップを盛 り上げようという雰囲気がありました。道を歩いていれば街の人たちに『コンニチワ!』とか『ニッポン!グッドラック!』などの声をかけられ、自分たちの日本ガンバレって気持ちも徐々に高まっていきました。

 試合まで1日半フリータイムがあったので近くのマグネティック島に渡り、ジェットスキーに乗って遊んだり、コアラを抱っこして写真を撮ったりしました。また街の スポーツバーでワールドカップの他の試合をみんなで見ながら、現地のオヤジ達とビールを酌み交わして(飲まされて?)盛り上がりました。

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 そして今回のメインである試合の時間が近づいてきました。試合の前はいかにして 世界のテレビに映るかを考え、顔にペインティングをし、揃いの日本代表のジャージを着て、応援のボードまで準備しました。5人全員でJAPANの文字を形成し、そしてボードには『Go! JAPAN』。これで準備は万端です。しかし会場へ行こうとタクシーを待っていても、なかなか来ません。もう間に合わないのではないかとみんなが不安に思っていたところ、5人のスコットランド人の乗ったタクシーが目の前に止まり、『お前らも試合を見に行くんだろ?乗っていけ!』というので同乗させてもらいました。その車中、国歌を歌ってくれというので、乗せてくれたお礼にみんなで君が代を歌いました。もちろんスコットランド人も国家を披露してくれ、タクシーの中はもうすでに試合会場の雰囲気でした。会場につくと僕達ほどの準備をしたものはいませんでした。日本人、スコットランド人そしてオーストラリア人にも一緒に写真を撮ってくれと頼まれ会場の人気者でした。

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 いよいよ試合開始です。最初の選手たちの国歌斉唱の場面とハーフタイムに会場の 大型スクリーン、つまりは世界へ向けて僕らの浮かれた姿が映し出されました。もう気分は最高潮です。日本の応援にも力が入ります。しかし試合は、調子の悪かったスコットランドにさえ結局日本は勝てませんでした。結果は残念でしたが僕らの旅はまだ終わりません。試合後にタクシーで同乗した日本人と意気投合し夕食を共にすることになりました。実はその人は現日本代表キャプテンの大学時代からの親友で、当時の話や今回の日本代表の話などで盛り上がりました。またその時に入った中華料理屋では、店の主人に代表選手と間違われてサインを求められたり料理のサービスが良かったりと、かなりの得?をしました。

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 こんな風にしていろいろな人と出会えて友達になれたり、貴重な経験が出来るのは ワールドカップが持つ魅力の一つなのかもしれません。

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